令和6年能登半島地震復興支援競輪として行われた高知競輪の大阪・関西万博協賛GⅢ「開設74周年記念 よさこい賞争覇戦」は14日、決勝戦が争われ、サラ脚で3番手を回った阿部将大(27=大分)が犬伏湧也の番手から抜け出した清水裕友をゴール寸前でかわしてV。GⅢ優勝は2022年2月の当地「施設整備等協賛競輪」以来2回目で記念は初制覇。
協賛GⅢを制した大得意のドル箱バンクで、今度は記念Vという大仕事をやってのけた。「高知は自分は走りやすいと思うけど周りの方は意外と伸びないイメージ。それが気持ちの余裕につながっているのかな」
明暗を分けたのはスタートだった。「初手で前から2つ目を取れればチャンスあるかなって。良い展開だったのであとは清水さんだけ見てまくり追い込みにかけた。自力選手としては内容に納得していないけど今回はメンバーもすごかったので勝つにはこれかなと」とシビアに着にこだわり、そしてしっかり結果を出した。
このあとは地元の別府FⅠを経て、いわき平GⅠ日本選手権へと向かう予定。「今回は内容が悪かったので次の地元戦は積極的に動きたい。ダービーは最終日まで完走が当初の目標だったんですけど、今回SSの方としっかり戦えたので、準決進出を目標に頑張ります」。
今後は高知以外でも結果を出して、一流選手へと成長していく。