新潟県の弥彦競輪場で大阪・関西万博協賛GⅠ「第33回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」(優勝賞金4090万円※副賞含む)が17日に開幕する。九州の新星・後藤大輝(23=福岡)は、武者修行に出て収穫があったという。
「平塚オールスターの時に古性(優作)さんとお話しさせてもらい、練習に誘ってもらったんです」
つぶらな瞳を輝かせた。古性は岸和田に近畿の仲間だけでなく、向上心のある選手もまじえて練習することがある。今開催の前に後藤も参加し「他県では菊池岳仁さんも来てました」と2日間、充実の練習ができたという。
「すぐに成果が出るというものではないと思うし、久留米に帰って取り入れていきたい。やったことのない練習もあったし、すごくいい収穫がありました」
九州のこれからを担う新星は、古性が「大阪に呼び寄せたい」というほどだ。GⅠ2回目の挑戦になる今回、初日は一次予選6Rに出走する。ケレン味のない走りで、大きな将来を切り開いていく。