京王閣競輪の大阪・関西万博協賛GⅢ「開設75周年記念 ゴールドカップレース」が26日、開幕した。5Rを快勝した松岡辰泰(28=熊本)は今期FⅠ戦2V、GⅢでも見せ場をつくるなど近況は高いレベルで好調が続いている。今節も上位進出の期待をかけてよさそうだ。
一予は鐘4角からのロングまくりで日体大の先輩・小林泰正の先行をのみ込んだ。「3人で5着まで入れるように」と権利取りを意識しての早めの仕掛けだったが、結果は九州で確定板を独占。「ビックリです」と嬉しい誤算に目を丸くした。
近況白星を量産しているように状態は高いレベルで安定。初日も「踏んだら一歩目で良いスピードが出た」と納得の表情を浮かべた。京王閣は初参戦だったが、初陣で白星をつかみ「走った印象? 一番好きになりました!(笑い)」と饒舌だ。
「24日は子どもの1歳の誕生日だったんです。1着を取りたいと思っていたのでよかった~。賞金は子どものために使います(笑い)」と家族への思いを力に変えて一予を突破し、二予へ向けては「宿舎で後輩とワチャワチャしながら備えます(笑い)」と独特の言い回しで意気込みを語った。
いい意味で〝お調子者〟で、勢いに乗った時は点数以上の強さを発揮するタイプ。二予は気心知れる伊藤颯馬を目標に得た。器用なタイプで番手回りも大歓迎。2人呼吸を合わせ、強力近畿ライン撃破を目指す。