京王閣競輪GⅢ「開設76周年記念 ゴールドカップレース」は3日、2日目を行った。二次予選8Rは復帰シリーズの松浦悠士(34=広島)が〝マツウラ〟らしさを存分に見せる対応力を披露した。
小川三士郎が不発になり「一戸(康宏)さんのあおりも大きくて」と、窮地に追い込まれた。が、「判断として良かったかどうかは分からないけど、内に行って、あおられた後の加速もあったと思う。ケガをする前よりいい部分も見えた」と自力に転じて復帰後のうれしい1着を手にした。
7月玉野GⅡサマーナイトフェスティバル初日の落車で肋骨骨折。骨が肺に刺さり、今回はまだ「呼吸は苦しい」という状況だ。初日特選は豪華メンバーの激突でもあり「2走で結構ダメージはきている」ものの「とにかくまずは準決を頑張って、そうすれば決勝は残り1走なので気持ちで」と気力を振り絞る。
勝負の準決は12Rで練習仲間の大川龍二と一緒になり、もちろん「自力自在」と前で戦う。だが、大川が自力で動くレースもあるためか、大川を見つけると「(記者に)前後は?って聞かれちゃいましたよ」と苦笑い。関東ラインは強力だが、3番手の稲吉悠大と力を合わせ、レースを支配する。