2025年は宇都宮の夏が燃える。8月8~10日の3日間、栃木県にある宇都宮競輪場でガールズケイリンGⅠ「第1回女子オールスター競輪」がナイター開催で行われる。ビッグイベントを前に宇都宮市経済部公営事業所の池羽満所長に話を聞いた。
――第1回女子オールスター競輪が宇都宮で
池羽満所長(以下、池羽)第1回ということで歴史に残りますので、楽しみにしています。
――準備などはこれから
池羽 まだちょこちょこ、という段階です。
――イベントなども
池羽 中身はこれからですが、盛大に開催したいと思っています。ガールズだと、いつものお客さまと違う層のお客さまに来ていただけると思っていて、そういう方たちにも楽しんでいただけるようにと。その意味ではプレッシャーもあります。
――栃木ではガールズ1期の荒牧聖未がずっと活躍している
池羽 ガールズは荒牧選手が引っ張ってくれていますね。現在人数は4人で、青木美優選手と新人の普久原美海選手と片岡美奈選手。荒牧選手は最近の調子も良さそうで、競走得点も高い。女子オールスターでの活躍も期待しています。
――男子では真杉匠が
池羽 2024年もGⅠを勝ってほしいと見てましたが、ウチ(宇都宮)の共同通信社杯競輪と(松戸)サマーナイトフェスティバルと、GⅡを2回取ってくれました。賞金ランキングも見てまして、前半は厳しそうでしたが、グランプリ出場を決めてくれてうれしい限りです。
――共同通信社杯競輪は盛り上がった
池羽 決勝なんかは本当にすごかったです。地元のファンも喜んでくれましたし。
――坂井洋も活躍を続けている
池羽 坂井選手も大垣記念を優勝して、GⅢ優勝は、21年の四日市記念以来でだいぶ久しぶりだったんですよね。これからもっと勝っていけると期待しています。神山拓弥選手、雨谷一樹選手、長島大介選手、移籍してきた橋本瑠偉選手らと触発し合って、レベルアップしていると感じています。
――栃木は地元ファンの熱がすごい。やはり男子のGⅠ開催も
池羽 競輪施行者であるからには、特別競輪を開催すべきだと思っているんです。地元選手にとってもそうでしょうし、ファンのみなさまにも…。特別競輪を開催すると、いつもと違う客層の方にも来ていただける。そういうのを見ると、施行者としてもうれしいんです。
――GⅠを開催する意味は大きい
池羽 オールスターとかだと施設の面でちゅうちょするものはあるんですが、将来的には。
――地元選手への思いもある
池羽 神山雄一郎選手や真杉選手は非常に性格がいいんですよね。真杉選手が神山選手のように〝レジェンド〟と言われるような選手になってほしいですね。