大垣競輪のGⅢ「第12回大阪・関西万博協賛競輪in大垣」は3日目の15日、準決勝が争われ、ファイナリスト9人が出そろった。地元からは志田龍星(27=岐阜)と山口富生(55=岐阜)が勝ち上がりに成功した。

 難局を乗り越えた2人が地元の牙城を守った。準決12Rは桜井祐太郎ラインが4車だったのに対し、地元は志田と山口の2車だけという苦しい構成。2車単のオッズは阿部拓真から桜井正孝が1番人気で、地元勢は本線とは見られていなかった。戦前に「厳しい戦いになると思う」と語っていた山口は、レース前に「志田には『地元が決勝に1人も乗らないのは寂しいから、好きな走りをして自分だけでも乗れるように』と伝えてあった」という。

 ただ、連日「ビックリするくらい調子が悪い」と泣きのコメントを残していた志田が意地を見せた。5番手からまくって東勢をのみ込むと、山口も必死のマークで確定板を確保した。

 最終日(16日)の決勝へ向けて志田は「2日目よりは(準決の方が)良くなっていた。もうちょっと自転車をいじって頑張ってみます」と話し、山口は「志田はこれからの選手だし、決勝も自分が勝つ走りをしてほしい。自分はそれに乗って最後はコースを突きたい。(最年長S級優勝記録は)意識せずに」と意気込みを口にした。