【大垣競輪・GⅢ大阪・ 大垣競輪のGⅢ「第回大阪・関西万博協賛競輪in大垣」が13日、開幕した。

 前期のA級ではトップクラスの成績を収め、今期から満を持してS級に昇格した地元のニュースター棚瀬義大(25=岐阜)が、晴れ舞台でいきなり魅せた。一次予選7Rは道中でイレギュラーな動きがあり、裸逃げの展開も「あと一周だったしこれで残れなければ(仕方ない)って腹をくくって駆けた」と最終ホームから踏み上げ力強く押し切った。

「前回の京王閣FⅠで(初日から2走続けて)7着して精神的にキツかった(苦笑)」と、自信を失いかけていたが「久々に1着が取れて良かった。こうやって地元GⅢを走れて声援ももらえたのでうれしかったです」と声のトーンも上がった。

「最後も踏み直せた」と感触も前回より良かったようで「シューズを今回から替えたんです」と要因を挙げた。「志田(龍星)さんが2、3回使ったヤツなんですけど、それを半ば強引に高値で買い取りさせられました(笑い)」とクレームを付けたが「でも感じは良かったです(笑い)」なら高値で買った甲斐はあったことだろう。

 能力的には二次予選でも十分通用する。「地元3人で勝ち上がれるように力を出し切る」と、初のGⅢ準決進出へ意気込んだ。