高知競輪GⅢ「開設75周年記念 よさこい賞争覇戦」が3日、開幕した。一次予選を2着でクリアした山本伸一(42=奈良)にとって、当地はまさに特別な場所だ。

 かつてのホームバンクでありデビューの地でもある高知での記念開催に気持ちはパンパンだ。現在は奈良支部所属だが、プロ野球独立リーグの四国アイランドリーグ・高知ファイティングドッグスから輪界の門を叩いた経緯があり「応援してくださっている人たちもいるし、高知は(野球時代から)10年間お世話になったところなので、準地元のつもりで走ります」と熱い思いを胸に走っている。

 一次予選は目標の貴志修己が3番手並走から下がって来てしまう判断の難しい展開を最終バック過ぎから自力に転じ、2着でクリアした。

「貴志君の動きは隙があったかな。頑張ってはいたけど、僕は後ろに(元砂)勇雪も付いていたし、前に踏ませてもらいました」。

 白星まで手が届かなかったことには「ホームの向かい風で伸びを欠いたかな。感触は良くもなく…という感じです」と分析つつ「必死です」と汗をぬぐった。

「4角からはイエローラインのところが伸びるのは知っている」と色あせることのないバンク特性の記憶はバッチリ。二次予選は脇本雄太の番手という好番組。準決切符は目前と言っていい。