大垣競輪FⅠ「中京スポーツ杯・第2回水都杯争奪戦」は19日に開幕し、7Rで畝木努(31=岡山)が突っ張り先行で押し切って準決進出を決めた。

「逃げ切りも予選1着も久しぶり」と本人も驚いたように、いずれも2023年11月の玉野以来で実に549日ぶり。番手の今岡徹二とのワンツーながら、3着には別線の3番手だった石毛克幸が飛び込み、3連単は99番人気の5万9630円となった。

 直近は体調を崩し気味で「状態は良くない」そうで「練習もあまりできていない」という。それでも勝ち上がれたのは、現在のフレームに替えてから3場所目でセッティングが出てきていることもあるが、4月函館で一緒だった同県の先輩・岩津裕介からの「攻めろ」とのアドバイスを胸に臨んだことも大きく「実際に行ったほうが着もいい」ことを再認識した。

 2日目(20日)の準決12Rは初日特選メンバーの湊聖二に前を託された。相手は安倍大成―佐藤礼文、田中大我―柴崎俊光―今藤康裕と強力だが、再び〝攻めの気持ち〟で優出を目指す。