取手競輪GⅢ「開設75周年記念 水戸黄門賞」は2日、準決をメインに3日目を開催し決勝メンバーが出揃った。ファイナルは関東、東北連合軍VS南関勢の構図。優勢なのは松井宏佑(32=神奈川)先頭の南関勢に見えるが…。
今シリーズは「ダービーで決勝に乗ったフレーム」で参戦。初日特選こそ別線の突っ張りに遭って何もできず敗れたが、二予は上がり11秒1の快速まくりで快勝。準決も「苦手な後ろ攻めだったけど、持ち味を出せればいけると思った」と自信を持って臨むと、再度豪快なまくりを繰り出し連勝での優出を決めた。
「修理から戻ってきたフレームだったので、少しセッティングにズレがあった。でも毎日いじって、日に日に自転車とのフィーリングが合ってきている」と気配は右肩上がり。また「中3日だけど直前まで追い込んで練習してきた」疲れも徐々に抜けてきているようだ。「3日目のアップ中に背中を痛めてしまった」と懸念材料はあるものの「走る分には大丈夫ですから!」と決勝には万全の態勢で臨めそう。
その決勝は南関4車の先頭で自力勝負に出る。「意思疎通できていたので、並びはすんなり決まりました。しっかり力を出し切れるように!」。二分戦の外枠になったが、自慢のダッシュで出切って南関ペースに持ち込む。