平塚競輪のナイターFⅠ「篠崎愛オッズパーク杯」は21日に開幕し、7Rガールズ予選1ではシリーズリーダーの畠山ひすい(23=神奈川)が1着でゴール。4月の移籍後では初となる地元でのレースを白星で飾り「よそ者なのに、すごく応援してもらえて、うれしかった」と目を三日月にして喜んだ。
先に主導権を握ったのは、同じく川崎をホームバンクとする高木佑真。前回四日市の決勝では優勝目前で寸差しされて悔しい思いもした。
「佑真さんとは一緒に練習もしているので、踏む感じも知られているし、やりづらさはある」
しかし、この日は5番手から戦況を見定め、1センター付近で内をしゃくって先頭に立った山口優依を目標に、2角付近から踏み上げて鮮やかなまくりを決めた。
前検前日の19日にはGⅠパールカップ(岸和田)決勝をテレビ観戦し、女王・佐藤水菜のレースぶりを見て「今のままでは、同じ舞台に立っても何もできない」と感じたという。少しでも近づくためには練習しかない。そんな思いから川崎競輪場の近くに引っ越し「移動時間を練習にあてられるようになった」と環境面も整えている。
当地は通算3度目の参戦で、初めての1着。「風もあって、バンクが重く感じた」というものの「体の状態は悪くないし、上がりも12秒フラットだった」と手応えも得た。
2日目(22日)の7Rガールズ予選2も、高木に伊藤優里など手の抜けない相手だが「一走一走、自分のレースをして優勝を狙いたい」と、移籍後初Vに向けて力を込めた。