立川競輪FⅠ「デイリースポーツ杯」は4日、最終日を迎える。メインの12R決勝は北日本が5車結束。S級初Vを狙う中石湊(20=北海道)を先頭に橋本智昭―佐々木雄一―保科千春―佐藤和也の順で並ぶ。

 2日目(3日)の12R準決2着で関東勢ではただ一人、決勝に駒を進めた地元の河村雅章(42=東京)は「(準決で直接対決の)中石君は強い。ここは行くしかないでしょ」と未経験だという初手からのジカ競りを決断。10R準決2着で勝ち上がった山口貴弘は「前々」のレースで活路を見いだす。

 12R準決を制し、3月末の特昇からS級5場所目で初めて予選からの2連勝で決勝進出の中石は「毎回優勝を目指してきたけど力不足で届かなかった。今回はピンピンで上がれていい感じできている。前回の熊本より直線も短いし、逃げ切れる感じはある」とS級初優勝への手応えを口にした。