名古屋競輪場の東側に建設されていたBMXのレースコース「NAGOYA KEIRIN BMX」の開催式典が30日、翌31日のオープンを前に行われた。国際基準を満たした常設コースで、今後は国際大会や初心者向け体験会なども定期的に行われ、11月には2025アジア選手権BMXレーシングの会場に予定されている。
開催セレモニーでは名古屋競輪組合管理者の広沢一郎名古屋市長が「本コースが一過性のものではなく、BMXを通じて将来的にはオリンピアンや競輪選手が生まれる場となることを願っています」とあいさつ。続いて参議院議員で、公益財団法人日本自転車競技連盟の橋本聖子会長が「夢のあるコースを設置していただいたこと、競技連盟としても心から感謝し、私どもも一緒になって、このコースの発展に向けて努力して行きたい」と祝辞を述べた。
コースはテープカットの後、2023年のアジア大会覇者で昨年の全日本自転車競技選手権を制した中井飛馬選手らのデモンストレーションランや、希望者によるコースウォークが行われた。