立川競輪のFⅠ「山口健治杯」が16日に開幕。9RのS級予選では橋本優己(25=岐阜)が外並走から力強いまくりを決めた。
冷静な立ち回りで白星をつかんだ。人気を分け合った木村佑来を「咄嗟の判断で」内に閉じ込め外並走。木村の動きを封じつつ「1コーナーを目掛けていけば出切れるかな」と風向きも読んでスパートし、「出切ってからは回しながら」とゴールまで加速を続け完勝した。
「重さがあったので、そこだけ修正したい。予選はいいけど、準決でいつも失敗している。今回こそ、ですね」
準決は大方の予想通り山口富生(55=岐阜)を背にする。
「富生さんとは1年ぶりくらいの連係だと思います。富生さん、幸二さん兄弟と父(大祐)はいとこにあたるので、親戚連係です。最終日には拳矢さんがトークショーに来るみたいですし、富生さんと一緒に決勝に上がれるように頑張りたいです」と意気込んだ。