立川競輪S級シリーズが24日に開幕。同時開催のガールズケイリンでは、立て直しを図る太田美穂(29=三重)の走りに注目が集まる。
前回の岸和田は予選1、予選2でともに4着と精彩を欠き「謎の不調でした。全然車が進まなかったし、これで最終日の一般戦を走っても迷惑かけてしまうと思ったので」と、途中欠場という苦渋の決断をした。
その岸和田から中4日。前検日の前日には「梅川(風子)大先生に活を入れてもらいました」と同期のGⅠ覇者を頼って京王閣に出げいこに赴き「刺激をもらえたし、いい練習をさせてもらえました。おかげで筋肉痛です(苦笑)」と心身ともに〝張った状態〟で仕切り直しのシリーズに臨む。
8月の地元・松阪で完全Vを飾ったあと「練習でサドルが折れているのが見つかって、それから(ベストのセッティングに)一度も戻らない(苦笑)」と不安要素も残すが、「今回は(フレームやセッティングを)変えてきたので」と反撃態勢は整っている。オールスターのファイナリストが豪快な一撃を放ち、嫌な流れとイメージを初日で断ち切る。
写真 太田美穂
エトキ=梅川風子との練習の成果を発揮したい太田美穂