【武雄競輪・F1闘将佐々木昭彦杯】〝闘将〟佐々木昭彦氏と〝怪物〟滝澤正光氏が〝爆笑〟トークショー
競輪の東京スポーツ本紙評論家で〝闘将″こと佐々木昭彦氏(65)が4日、武雄競輪場で開催中の自身の冠レースF1「九スポプレゼンツ/日本名輪会カップ第14回闘将・佐々木昭彦杯」の最終日に、現役時代は〝怪物〟の異名を持ち、日本競輪選手養成所の前所長で現在は同アドバイザーを務める滝澤正光氏(65)とトークショーを行った。
〝闘将〟と〝怪物〟は日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)の同期生。現役時代から切磋琢磨し、今でも付き合いのある2人は思い出話に花が咲き、ステージは大いに盛り上がった。
学校時代、これまで自転車経験のなかった滝澤氏が、高校時代からエリートだった佐々木氏に憧れていた話に及ぶと、佐々木氏が超絶のドヤ顔で応じる一幕も。「でも、それも競輪学校まで。デビューしてからはタキさんに記念も特別も先に全部取られたし、結局、最後まで追いつけなかった」と苦笑いした佐々木氏の言葉に、滝澤氏は控えめなドヤ顔で返した。
司会の坂本勉氏から思い出のレースを問われると、両者が挙げたのは1986年に立川競輪場で行われた「KEIRINグランプリ」。レースで連係したはよかったものの、滝澤氏が仕掛け損じ、共倒れに終わった。「あの時、タキさんが仕掛けてくれなくて(笑い)」と佐々木氏の恨み節に対し、滝澤氏は「だって、行きたいところで行けなかったし気づいたらレースが終わっていた」と、あっけらかんと答えると場内は爆笑。丁々発止の掛け合いでステージを沸かせていた。