武雄競輪FⅠ「九スポプレゼンツ/日本名輪会カップ第14回闘将・佐々木昭彦杯」が2日に開幕し、10Rでは地元のホープ青柳靖起(25=佐賀)が満点の内容で予選をクリアした。
急きょの追加参戦ながら存在感を放っている。当初は準備不足の心配もあったが、いざレースになれば頼もしく初日はちゅうちょなきロングカマシがピタリ。久島尚樹に交わされたものの本郷雄三も引き込みライン3車で上位独占を決めてみせた。
「やっぱり普通に交わされちゃいますね。(地元なので)勝ちにいかなきゃいけなかったのに」と苦笑いしたが「誘導が久保光司さんでよかった。今回はみんなちっちゃい人ばかりだから(笑い)」と、風避けにはあまり適さない先輩たちに冗談を飛ばすあたり、心身ともに余裕を感じさせる。
迎える準決10Rは中川誠一郎―田中誠を従え嵯峨昇喜郎との二分戦。真っ先に「戦いにくいなぁ…」と弱音が口を突いたが、地元戦とあればそうも言ってはいられない。
「決勝に乗ってからがスタートだと思っているので頑張ります」と話すその目は、すでに最終日を見据えている。しかも誘導が初日と同じく久保なのは何の因果か巡り合わせか。初日と同様にアグレッシブな走りで再度ライン決着を目指す。