立川競輪GⅢ「開設74周年記念 鳳凰賞典レース」は5日、二次予選をメインに2日目を開催し、8Rでは山口拳矢(29=岐阜)が先行策で危なげなく準決進出を決めた。
二次予選はいつにも増して精力的で、打った手は打鐘6番手からのカマシ先行だった。「カマしやすい展開になったから」と地元の武田亮が染谷幸喜を出し、月森亮輔が構えた時点で腹をくくった。「構えるよりもいいと思って」と潔く、最後は三谷将太にかわされたものの2着に踏みとどまった。
能動的な仕掛けは相手の動きを待つよりは前向きでいいことだ。「僕が残れるかは将太さん次第。軽く差されましたけど(苦笑い)。それでも久々に『逃げ』の決まり手が付いたし悪くない」と冗談まじりに振り返ったが「自分のペースをつかめれば最後まで踏めるんですよ」とも。長い距離を踏めることも改めて示した。脚力だけではなく、場の状況を読む一瞬の判断力は冴えている。
準決12Rは西村光太を背に再度、自力を発動する。相手はS級S班の真杉匠がライン3車とあって手ごわいが、2番車の西村が初手の位置を取れれば互角の戦いに持ち込めそうだ。「初日、2日目のようにしっかり動いて決勝へ」と前を見据えて力を込めた。