約2年半ぶりに広島競輪場が再開した11月30日は、モーニング開催としては異例の620人のファンが詰めかけて熱いレースが繰り広げられた。そんな1日に彩りを添えたのが、日本競輪選手養成所アドバイザーの滝沢正光氏(65)。CS中継に出演後、午後1時からスタンド棟の1階ステージでトークショーが行われた。

 モーニング開催が終了して1時間以上が経過したにもかかわらず、会場には多くのファンが詰めかけ、選手の養成所時代の話などに耳を傾けた。

 今年3月で養成所所長を神山雄一郎氏(57)に譲ったことについての話になると「自分の後が神山さんだと決まった時は、信じられないくらいのうれしさがこみあげてきた。その高揚感、幸せ感は自分がやってきたことを認められた感じがあった」と熱弁。来年デビューを迎える〝神山チルドレン〟への期待も口にしていた。

 さらに滝沢氏が所長時代の教え子で、地元の町田太我(25=117期)にも触れ「若い選手の台頭で、尻に火が付いたのではないか」と、エールを送るシーンも。最後は滝沢氏のサイン入りクオカードがもらえるじゃんけん大会が繰り広げられ、大盛り上がりのままトークショーは幕を閉じた。