3年ぶりに本場で開催された広島競輪GⅢ「開設73周年記念 ひろしまピースカップ」最終日の23日、11Rでレインボーカップチャレンジファイナルが行われ、単騎で挑んだ平野想真(26=愛知)が2角まくりで完勝した。2着は東矢昇太(38=熊本)、3着は中井俊亮(33=奈良)で、この3人が24日付けでS級2班への特別昇級を決めた。
快勝した平野は「九州と近畿がやり合って、そこからかなと思っていた。思ったよりも早く前が詰まったし、バック線くらいから行けました」としてやったり。今回が9車の競走自体初めてだったが「前が長いな、と思ったけど、最後は後ろを離せたし意外といけるかな、とS級へ向けて自信になりました」と手応えも感じていた。
2着の東矢は、メンバーで唯一来期A級といういわゆる〝勝負駆け〟を見事にクリアした。「前の2人あっての結果。感謝しかない。何とか3着以内という最低限のノルマはこなせましたね」とホッとした表情。
また3着の中井は「(A級だった)この半年、自転車も体も試せることが多くて、内容的にも充実していた。これがS級につながれば」と話していた。