広島競輪GⅢ「開設73周年記念 ひろしまピースカップ」が20日に開幕した。新バンクの特徴を、一予4Rで内を伸びた2020年12月の当地記念ファイナリスト吉田敏洋(46=愛知)が証言した。また、一予3Rを番手回りで制した和田真久留(34=神奈川)が感じたことは。

 初日前半のレースを走り終えた選手の多くが「軽く感じた」と新バンクの感想を述べていた。

 吉田は「1、2Rを走った人から聞こえてきたのは『外が全く伸びない』っていう声。だから(内に詰まる展開だったが)我慢していればなんとかなるかなと。一走してわかったことは〝昔の外を伸びる感じは全くない〟ということ」と分析する。そして「そういえば(20年の記念で)決勝に乗っていたなって、昨日(19日)の夜に思い出したよ。今年は何もいいことがなかった。来年につながる開催にできれば」と今節への意気込みも合わせて語った。

 和田は「指定練習で乗った時よりも、実戦の方が直線が長く感じた」と語り、また「走路がキレイでストレスなく走れるから軽く感じる。でもみんながそう言うってことは、ごまかしが利くぶん自分の調子以上に感じよく思ってしまうのかも。そこは難しいところだと思う。錯覚しないように気を付けないと」と注意点を挙げた。