広島競輪GⅢ「開設73周年記念 ひろしまピースカップ」が20日、開幕した。ナショナルチームに所属する輪界の至宝・中石湊(21=北海道)は、GⅠ(8月函館オールスター)出場経験こそあったが、GⅢは意外にも今シリーズが初参戦。
開幕戦の1番車に抜てきされた一予は「オールスターで失敗した反省を踏まえ、誰も出させないつもりでした」と突っ張り先行を敢行した。
別線を完封しラインで確定板を占めたものの、自身は末が甘くなり3着。「いい展開になり道中も楽だった。脚も良かったけど、ゴール前は力んでしまいました。ペース配分も学んでいかないと」と淡々と受け止める。
それでも初日は、2開催目だった9車立てという点も影響したのかもしれない。また鉄フレームへの順応度なども含め、一走した上積みは大きいはずだ。
さらにパフォーマンスを上げてきそうな2日目(21日)の二予9Rでは、取鳥雄吾と清水裕友のタッグに挑む構成だ。「取鳥さんはGⅠで先行している選手ですし、オールスターで失敗した時(準々決勝B)は清水さんが相手でした。とにかく同じミスをしないように」と気合を入れた。
いずれ大舞台で何度も戦うことになるであろう強力な中国同学年コンビに待ったをかけるか!?