平塚競輪場で12月29日に争われるGP「ガールズグランプリ2025」に、地元の意地で優勝を目指す尾崎睦(40=神奈川)が燃えている。

 2025年のガールズグランプリが平塚で開催されると決まった瞬間から、戦いは始まっていた。「アマチュアの時から走らせてもらっているバンク。何が何でも出たかった」とホームでのガールズグランプリ出場を最大の目標に据えた。

 メニューの見直しや佐藤水菜、梅川風子などからアドバイスを乞うことでレベルアップに成功。「去年のままだったらこの場に立てていなかった」と、進化したことで夢舞台の切符をつかんだ。

 また、本番へ向けて平塚競輪場で練習を重ねる中で「朝から晩まで多くの方が開催に向けての準備をしてくださっているのを見ました」という気付きもあり、気持ちも一段と高まった。

「勝つことが一番の恩返し。今までやってきたことを全てぶつけられるように」と地元Vへ静かに闘志を燃やした。