平塚競輪場で12月29日、ガールズケイリンGP「ガールズグランプリ2025」が11Rで争われ、佐藤水菜(27=神奈川)が制し、年間グランプリスラムを達成した。
生まれ育った湘南の地で年間グランプリスラムの大偉業を成し遂げた。
「アップの前に『今日は先行したいな』と。今年最後だし納得いくレースをしようって」と心を決めると、打鐘4角で有言実行のスパート。
「レース内容は本当に覚えていなくて…。がむしゃらに踏んでたんですけど、2角でまくってくる気配を感じたので、そこは一生懸命踏み直しました」と抜群のタイミングで再加速して尾崎を合わせ、結果的に番手をもつれさせる圧巻のペース配分でゴール線を先頭で駆け抜けた。
ガールズグランプリでの逃げ切りVは初の快挙というおまけつきに「先行で勝ててうれしい」と破顔一笑。
大活躍の1年を「デキすぎ」と振り返ったが「来年は今年以上の走りをしたい」と目標を高く設定した。
「ガールズケイリンの結果だけを見れば良かったけど、脚力だったりウエートの重量だったりはヨーロッパの強い選手に比べればまだまだ。明日(30日)から早速練習があるし、気を引き締めてもっとレベルアップできるように!」
世界に誇る日本の至宝サトミナはこれからも進化を続ける!
胴上げされる佐藤水菜