平塚競輪FⅠ「湘南クリーンサイクル杯」は9日、2日目を行い、ドーピング違反から復帰の北井佑季(35=神奈川)が5R準決勝を制し、期待通りのピンピンで優出を決めた。

 約1年間のブランクも元S班戦士には大きなマイナス材料にはならなかったようだ。レースは3番手を固めた他地区で同期の平山優太がS取りを決め、初日に続いて前受けからスタート。格の違いを見せつけるような全ツッパで別線を完封し、番手の伊豆田浩人とワンツーを決めた。

 上がり11秒7は復帰戦より0秒1遅かったが「初日よりは最終周回のペースが上がっているかなという感じがあった。レースでの緊張感や感覚もつかめてきたし、1年間練習してきたことを出すレースができた」と手応えもつかんだ。練習による脚力強化には自信があってもレースとなれば話は別。そんな不安も2走で払拭した。

 番手の伊豆田とは〝ただならぬ仲〟で「(2022年5月弥彦で)S級への特昇を決めたときも準決と決勝で付いてもらったんです」と感慨深げで「同期の平山君が他地区なのに3番手を固めてくれたのも期待の表れだと思うし、前を取れれば積極的に行こうと思っていた」と時おり笑顔も浮かべた。

 10日の11R決勝は再び伊豆田とのコンビで挑む。地元ファンの声援を背に北井がリスタートを完全Vで飾る。