防府競輪FⅠ「山頭火賞争奪戦/yab杯」が21日に開幕する。GⅠ全日本選抜と並行開催で優勝争いは混戦模様。予選9Rに登場する阿部英斗(21=福岡)にもチャンスはある。
武器である強気なレース運びに加え、どう猛なまでの脚が戻ってきた。
昨年は5月平塚での落車以降、調子を落としていたが、年末には念願の平塚ヤンググランプリに出場(4着)。すると今年に入るとFⅠ戦3場所すべてで決勝進出を果たし、GⅢ小松島記念でも準決まで勝ち上がるなど、快進撃を続けている。
「ヤングを走る前から、いいときの乗り方に戻った。落車してからポジションに迷っていたが、これだ! と」。
24年7月の本デビューから半年足らずでS級に特別昇級した能力に疑いの余地はなく、逸材ぞろいと評判の125期の中でも中石湊、森田一郎や山崎歩夢らと比肩する異彩を放つ存在だ。
今シリーズはその同期のライバルが多数顔をそろえた。GⅢ戦線で爪あとを残す塩島嵩一朗を筆頭に、小川三士郎、高橋舜、岩井芯…。いずれも将来性十分の実力派で、簡単な戦いにはならないが、この世代の主役は譲らない構えだ。
来月は、当地で自身初のビッグレース出場となるGⅡウイナーズカップ(3月19日~)が控えている。「九州の役に立てるように頑張りたい」と、楽しみにしつつ、まずは今節に集中する。初日は河合佑弥が当面のライバルだが、気迫の走りで圧倒してみせる。