防府競輪GII「第10回ウィナーズカップ」は22日、最終日を行った。決勝は深谷知広(36=静岡)がまくりを決め、2023年9月青森の共同通信社杯以来となるビッグレース優勝を手にした。ヤンググランプリ、東西王座戦、サマーナイトフェスティバル、共同通信社杯競輪に続いてGII・5大会制覇となった。

 表彰式を終えると、南関の仲間たちが待っていた。「胴上げ!」。歓喜をともにし、また決意を新たにする。「南関をしっかりGIで優勝争いできる地区にしたいし、その一員でいられるように」。みんなの笑顔を見て、さらなる前進を誓った。

 シリーズとしては「調子は良くない」という中だった。だが「リカバリーに時間を使ったことで、決勝は今開催の自分では信じられないくらい踏み込んでいけた」と怪物らしい弾丸まくりが決まった。小原太樹のS取りも功を奏した結果を喜び「これが最終目標じゃないし、GIで決め切れていないので。これをステップにしていけるように」と2014年7月弥彦の寬仁親王牌優勝以来遠ざかっている場所を目指していく。

 11年ぶりの防府でのビッグレース開催に多くのファンが集まり「雨の中でもすごい声援でした」と心震えるものがあった。昨年、一昨年とグランプリ出場に及ばず、やはりファンが待ち望むのは12月30日の夢舞台。

 優勝賞金3090万円を加算し、グランプリに向けて「前進はしていると思う」。近年は賞金面でやきもきする時間を過ごしているが、今年は「早めに決められるように、フフフ」。勝負は5月平塚ダービーだ。