松阪競輪F1ナイター「究極ブランドまつぶた杯 四五百賞 中京スポーツ賞」は2日、2日目を迎え準決勝が争われ、ベスト7が出そろった。3日12RのS級決勝は朝倉智仁(24=茨城)が中嶋宣成(33=長野)の番手から勝機をうかがう。

 決勝メンバーが決まると中嶋と朝倉はじっくり話し合い、「僕が前になりました」と中嶋が自力宣言をした。「朝倉君も『前で頑張りたい』と言ってくれたけど、朝倉君の方が自在性があるし自分が(関東の)番手を回るより彼に回ってもらった方が良いラインになると思ったんです。朝倉君に折れてもらう形で、自分が自力でやることになりました」

 これを受けて朝倉は「緊張するが責任重大。頑張らないと」と表情を引き締めた。

 中嶋が積極果敢に攻める展開なら、先輩の気持ちを踏んでタテに踏み、チャンスをモノにする。