GⅢ「開設75周年記念 蒲生氏郷杯王座競輪」を開催中の松阪競輪場の場内イベント広場で12日、元ガールズケイリン選手の高木真備さんによる「わんにゃんフェスティバル」が開催された。犬猫の譲渡会や参加団体によるバザーが行われ、多くの来場者でにぎわった。

「わんにゃんクイズ」では高木さんがボードを手に参加した子供たちとクイズ形式で楽しみながら、殺処分の問題や保護犬猫を生まないための考え方をレクチャーした。「今ペットを飼っている人は、おうちにいる子を大事にすることが一番の保護活動。今飼ってない人は、飼わないという優しさもある」と呼びかける。

 高木さんは「引退してから3年、これまで40回以上(同イベントを)開催させてもらって感謝しています」と笑顔を見せ「動物ふれあいイベントではなく、あくまで保護犬、保護猫が家族を見つけること、動物が幸せをみつけるイベントにしたい」と、改めて意義を強調した。

 今回の松阪での活動の様子や高木さんの日々の取り組みは後日、BS朝日の「ネコいぬワイドショー」(金曜22時~)で放送予定。「先日もNHKさんに取り上げてもらって、今回も。この活動を通して競輪をまったく知らない人に競輪を知ってもらうきっかけにもなっていて、双方にメリットがあると思う」と語った。