◇【高知競輪・全プロ記念競輪】荒井崇博 SPR賞は「単騎でとんがってみようかな」
 高知競輪のFⅡ「2024年度 全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」は25日に開幕し、メインの優秀3個レースではS級S班の松浦悠士や深谷知広、脇本雄太、清水裕友ら精鋭9人が勝ち上がり、26日の12R優秀「スーパープロピストレーサー(SPR)賞」に駒を進めた。

 SPR賞は深谷、犬伏湧也、寺崎浩平にラインができる三分戦になった。その中で単騎での戦いを選択したのが、25日の12R優秀に中四国の3番手で臨んだ荒井崇博(46=長崎)だ。ゴール前で先行する犬伏―松浦の間を割って1着。「俺だけ全開で踏めた」と不敵に笑った。

「状態はいい」との手応えがあるからだろう。SPR賞には中四国の4番手という選択肢もあったが、報道陣を前に「(どう戦うか)多数決で決めようかな。中四国の4番手だったら〝いい人〟すぎるか。単騎でとんがってみようかな。うん、単騎で何かするよ」と再びニヤリ。〝九州のドン〟からは波乱を起こしそうな雰囲気がにじみ出ていた。