高知競輪のF2「2024年度全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」は26日、12Rで「スーパープロピストレーサー賞」が行われ、清水裕友(29=山口)が犬伏湧也の先行に乗ってV。賞金396万円(副賞含む)を獲得した。
勝ち切れたことが何よりうれしかった。前を託した犬伏が最終ホームで出切って快走。最終2センターでは内から荒井崇博、外からは寺崎浩平が襲いかかってきたが、直線で抜け出すとそのまま先頭でゴール線を突き抜けた。「このところ勝ち切れないレースが多かったので勝ち切れてホッとしました」と実感を込めた。
今年は1月大宮、2月静岡とトントン拍子にG3を制覇。岐阜G1全日本選抜では準Vと順調な滑り出しだった。しかし、4月の高知G3準V後はいわき平G1日本選手権と武雄G3の決勝でともに6着と結果を残せず「力不足を感じていた」という。
獲得賞金では堂々の3位に付けているが「たまには賞金じゃなくてG1を取りたい」。苦手な暑さ対策も講じながら6月のGⅠ高松宮記念杯(岸和田)に向けて上昇カーブを描いていく。