西武園競輪のFⅡナイター「東京スポーツ杯」が15日に開幕。6Rのガールズ予選1は岡本二菜(26=東京)がロングまくりで快勝した。
今シリーズはGⅠ出場組が不在のいわゆる裏開催。決勝の常連でもあり昨年は3Vを飾った岡本は優勝候補の1人に挙げられており、初日も人気の中心に推された。そしてファンの支持に1着で応えると「緊張しすぎて脚がヤバかったけど、ホッとしました」と安堵した。
というのも岡本は、強敵相手に白星を挙げたかと思えば、人気を集めた時に着外に沈むこともある、ムラなタイプの典型だからだ。
「そうなんですよ(苦笑)。人気の時に飛んだり、本命選手に勝ってジャイキリって言われたり…。お客さんにとってはすごく買いにくい選手だと思うんです(苦笑)。もちろん金星を挙げられればうれしいけど、それ以上にやっぱり人気になっている時にそれに応えたい気持ちがあるので。今まではこういう開催で勝ち切れないことが多かったし裏開催の優勝もないんです。今回はしっかり結果を出したいと思っています」と勝ち切ることをテーマに掲げている。
2日目は得点トップの広木まこ(30=福岡)
との直接対決となるが、ここでも人気に応える走りを披露して、完全Vに王手をかける。