平塚競輪の大阪・関西万博協賛GⅠ「第67回オールスター競輪」(優勝賞金6100万円・副賞含む)は15日、3日目を開催し前半戦が終了。4日目メイン「シャイニングスター賞」のメンバーが出揃った。超豪華な顔ぶれの中に、今大会にグランドスラムがかかる平原康多(42=埼玉)も名を連ねた。
初日ドリームレースを外から見て、心を震わせた。笑いながら「あのドリームを見せられたら…、選ばれてなくて良かった(笑い)。お役御免、って感じました」と自虐トークを披露したものだが、本当にドリーム戦士9人のバトルにしびれた。
「選手目線でも、こういう競輪を見たい、って思いましたし、胸を打たれました」
根っからの自転車好きで競輪ファンでもある。燃える思いを胸に、オリオン賞レースを3着、一次予選2・5Rを1着で4日目のシャイニングスター賞に駒を進めた。ここでどう戦えるか、に燃えていることは間違いない。
5月いわき平のダービーを制したことで、グランドスラム達成に向けて、このオールスターを残すのみとなっている。本人は「俺ができるわけないじゃないですか! そんな欲はないですよ」。謙遜しつつも、そこに向かって歩き続ける姿勢は変わらない。
「一戦一戦、頂点を目指すだけ」
シャイニングスター賞は真杉匠とのタッグで、強力別線打破をもくろむ。