岐阜競輪の大阪・関西万博協賛GⅢ「開設75周年記念 長良川鵜飼カップ」初日の一次予選2Rは、伊藤旭(24=熊本)が強烈なまくりで制した。「あの車番で中部勢が前を取ったし、小西(晴己)君がやる気だな、と。本来は4角で駆けるべきだったけど、小西君が自分を見る感じだったし、もう1度見た瞬間に駆けようと思った」。いったんスピードに乗ってしまえば、後続を寄せ付けない完勝だった。

 前回の宇都宮GⅡ共同通信社杯では、二次予選敗退ながらも3勝を挙げた。「自分で動いての結果だし良かった」と振り返る。「まだその疲労は残っている感じで、前回の方がまだ良かったかな」と話すが、言葉以上に動きの良さは目立つ。

「グレードレースでタテに踏んでおくと脚が付くと言われてきたけど、その言葉が分かるようになりましたね」

 2日目の二次予選は11Rに登場。グランプリ覇者・松浦悠士を相手に、準決シートをつかむ。