松阪競輪場の施設整備等協賛競輪in松阪GⅢ「The Leonids Cup(ザ・レオニズカップ)」は最終日の17日、12Rで決勝が争われ、長島大介のカマシに乗った芦沢辰弘(36=茨城)がゴール前で差し切り、GⅢ初制覇を飾った。

 先行一車の番手回りで「狙われる位置だけど、死守しなきゃ」と戦前は絡まれる展開を想定していたが、結果的には番手を無風で回る最高の流れになった。千載一遇のチャンスをモノにし「長島君は同世代で、長い連係実績があるし、お互い信頼し合っている。GⅢ初優勝が長島君の後ろでうれしい」と喜んだ。

 準決後、腰に激痛が走るなど満身創痍だったが「ここで終わってもしょうがない、くらいの気持ちで腹をくくれた。その中、レースができたのはみんなのおかげ」と仲間への感謝も忘れなかった。

 これで来年のGⅠ競輪祭の権利も獲得。「2、3年前は出るのが当たり前だと思っていたGⅠが、今は遠く感じていた。1年後に向けて計画的に準備したい」と新たな目標に向かって歩み始めた。