高松競輪の大阪・関西万博協賛GⅢ「開設74周年記念 玉藻杯争覇戦」は2日の最終日、12Rで決勝戦を争い、郡司浩平(34=神奈川)が優勝。先月26日に行われた松阪に続く2週連続、通算23回目のGⅢ優勝を飾った。

「スタートはミスでした」と後ろ攻めになったが、上昇しつつ3番手に入ると、カマシてきた犬伏湧也に合わせてホームで踏み込み、犬伏の番手・島川将貴をさばく。番手にハマっても「正直、結構(犬伏と車間が)空いたなと思っていた」と楽ではなかったが「それでも追いかけていたら犬伏君も力尽きてきた感じですかね」。急追しつつとらえ切った動きはレースセンス、さばき、タテ脚とS班らしい総合力の高さだった。

 今節は「4日間、自力で自分の力を出せたと思ってます」。頼もしい南関の仲間が多い中で、目標がいない時に自力で勝ち切ったことにも価値がある。「1着を目標にという思いは今年に入ってより強くなってます。まずは自分が1着を取って、そしてラインで――」。年明けからの白星ラッシュに「結果が出ているのは自信になる」という郡司の目先のターゲットは、もちろん連覇がかかるGⅠ全日本選抜(豊橋・2月21日~)になる。