松戸競輪ナイターGⅢ「開設73周年記念 燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯」は27日、2日目を迎えた。昨年度大会の覇者・岩本俊介(39=千葉)は7Rの二次予選を番手まくりで制し、準決進出を決めた。
後輩の頑張りを無駄にしなかった。「青野(将大・29=神奈川)君は口では弱気なことを言っていたけど、レースは男前でしたね。あれだけ行ってくれたし、ハイペースだったので、こうなったらキッチリ勝たなきゃって」と心を鬼にして番手から飛び出した。
これで〝滝澤正光杯〟は昨年度大会の準決から4連勝。連覇へ向けて上々の滑り出しとなったが「去年のことなんて誰も覚えてないでしょ? ウチの奥さんでさえ(優勝したのは)いつだっけ?って言ってるくらいだし(笑い)。去年は去年、今年は今年で頑張るだけです」と、あくまでも目の前の一戦でファンの支持に応えることだけを考えている。
28日の準決勝10Rは深谷知広(33=静岡)の番手回り。「番手は難しいし技術も足りないけど、精いっぱいやるしかない。なんとかいい結果を出せるように」と言葉に力を込めた。