伊東競輪GⅢ「開設75周年記念 椿賞争奪戦」は11日、開幕した。
道場晃規(28=静岡)の一予6Rは大石剣士―大木雅也を従え地元ラインの先頭で自力戦。「あっせんが出たときからここを目標にやってた。調子も上がっているし2場所前から使っている新車もセッティングが出ていい感じ」と戦前は自信のコメントを残していた。
ところが――。レースは別線を執拗に警戒するあまり仕掛けるタイミングを逃し、最終ホームでバックを踏んで7番手まで下げるというあまりにも苦しい展開に。2角まくりで前団に迫るも4着が精いっぱいだった。
5着の大石とともに二予の権利はつかんだが、開口一番「情けない」とこぼし「少しでも前々にという気持ちだったし先行も考えていた。切って切ってのところを叩くつもりだったけど。稲吉(悠大)さんとの接触もあり降りてこられて判断が難しかった」と原因を分析した。
ここ伊東は昨年3月のGⅢ決勝で風を切り、岩本俊介のVに貢献した実績があり、「何回も1着を取らせてもらっているし気持ちが入るバンク」という特別な場所。力さえ出し切れば二予はもちろん、準決、さらには決勝でも好勝負が可能な力を秘めている。
まずは不甲斐ない結果に終わった一予の分まで、二予は果敢に攻める!