平塚競輪ナイターGⅢ「開設75周年記念 湘南ダービー」は12日、3日目を迎えた。4R選抜に出走した蒋野翔太(29=徳島)は単騎まくりを放って2着。あと少しで1着だった。

「緩んだところがあったら一発仕掛けようと思ってました。最後は締めすぎて伸びなかったです。梅崎(隆介)さんが盛り返してきたのもあってですが、あそこを越えられる力を練習でつけたい」

 とはいえ実力の片鱗を見せた蒋野を仲間が迎え、犬伏湧也(29=徳島)は「自分を競輪選手にしてくれたのが蒋野君。脚は僕と一緒くらいです」とポテンシャルを証言した。また小川真太郎(32=徳島)は「練習では僕より強いっス」と話すほど。

 蒋野は戦法で迷った時期もあったものの「今年の初めはマークに変わろうかと一瞬思ったけど、もうちょっと自力で頑張ってみたい」と決意を新たにしている。犬伏や小川の証言はオーバーな面がありそうだが、まだこれからの期待は十分。〝コモノですがオオモノ〟のキャッチフレーズを、2025年に爆発させる。