四日市競輪のナイターGⅢ「大阪・関西万博協賛 ベイサイドナイトドリーム」が13日に2日目を行い、二次予選の7Rでは山賀雅仁(43=千葉)が〝禊(みそぎ)の1着〟で準決進出を決めた。
村上直久との話し合いの末に前を務めた一戦に「自分ならどうするか」と、ライバルの立場に立って考えながら臨んだ。中団を確保するも打鍾過ぎから小川丈太との併走になったが、単騎で3番手にいた久保田泰弘の仕掛けを追い、直線に入って抜け出した。「久保田のまくりがなかったら、キツかったかな」と振り返ったが、後位の村上も3着で勝ち上がる盤石のレースだった。
初日は選手紹介中に落車した。結果的に2着で野口裕史とワンツーを決めたものの「自分の差しから売れていたし、逆の立場だったら『ふざけんな』と怒っていたはず」と痛恨のアクシデントを反省。車券を買ってくれたファンには結果で応えるしかなく「頭は丸めようがないし、1着が取れて良かった」と表情を緩めた。
2日目の選手紹介でダッシュした際に「少し首に痛みがあった」というが、走ってみて「日に日に楽になると思う」との手応えは得た。簗田一輝を目標に臨む3日目(14日)の10R準決も、目が離せない。