西武園競輪ナイターGⅢ「開設75周年記念 ゴールド・ウイング賞」が28日、開幕した。3Rでは今期S級に復帰した林昌幸(22=愛媛)が逃げ粘って2着。記念の舞台で存在をアピールした。

 これはラッキーパンチじゃない。打鐘から主導権を奪うと1周半をハイスピードで踏み切った。番手の木村隆弘が離れ気味の追走で、後続にのみ込まれてもおかしくない展開を力で粘り抜いたのだから価値は高い。

「後ろが離れているのは分かって厳しいかなと思ったけど、何とか残れてよかった。やりたいレースはできたし、踏めている感覚もありました。自信になる2着です」

 前期A級の後半からグングン調子を上げ、その勢いのまま7月にS級復帰。前回名古屋FⅠではうれしいS級初優勝をパーフェクトで飾った。「A級の終盤にフレームを替えてからずっと軽くて、自転車をコントロールできている感じがある。前回の優勝も自信になっています」と、確かな手応えを得て今節を迎えていた。

 こうなったら行けるところまで。「(協賛GⅢではなく)本チャンの記念で準決まで進んだことがないので、まずはそこを目指して」と、目標に掲げた二次予選での確定板確保も現実味を帯びてきた。舞台は先行有利な西武園。前に出てしまえば、結果は付いてくる。29日の2日目8R、勝負をかける。