西武園競輪ナイターGⅢ「開設75周年記念 ゴールド・ウイング賞」は29日、二次予選をメインに2日目を開催し、6Rでは地元記念初登場の森田一郎(24=埼玉)が力強い逃げ切りで準決進出一番乗りを決めた。
これが将来の埼玉を背負う若武者の走り。ライン2車でも臆することなく打鐘目掛けて飛び出すと、人気の佐々木豪―岩津裕介を完封して堂々と押し切った。
「基本に忠実に強い人を後ろに置いて、あとは自分を信じて先行するだけでした。1着は副産物。いっぱいいっぱいだったけど、最後は根性。先輩からのアドバイスでペースを少し考えたのはよかったと思います」
左鎖骨、骨盤骨折などの大ケガから復帰してまだ2場所目。もちろん完調とはいえないが「許容範囲。あまり求め過ぎても仕方ない」と割り切り、今ある状態でどう乗り切るかをテーマに今節に臨んでいる。
「あとは脚より気持ち。走ってしまえば集中するだけなので体のことは気にならないし、気持ちだけは負けないように。今回に関してはそれだけですね」
森田の勢いに乗せられるように、地元勢は7人が準決に進出。10Rは地元3車の先頭を任されただけでなく、兄弟子・森田優弥との初連係も実現した。堀江省吾―吉田拓矢との関東別線もスンナリ決定。「現状では決勝に行けるような脚はないと思っている。とにかく気持ちだけ」。恐れるものは何もない。兄弟子の援護を信じ、新田祐大、吉田拓矢ら銘柄級に力の限りぶつかっていく。