平塚競輪場で28日に「ヤンググランプリ2025」が11Rで行われる。福岡の新鋭・阿部英斗(21)が並々ならぬ決意を語った。
「一週間、ずっと悩んでいました」
同県の梶原海斗と連係するのか、自分でやるのか。出した結論は「単騎戦」だった。
「海斗さんのダッシュに付け切れる自信がなかったし、だからといって僕の後ろは海斗さん的にもおいしくないはず。何より単騎が優勝に一番近いと思ったので、わがまま言って『別々で』とお願いしました」
どうしても結果を出したい理由がある。「今は飛行機に乗れない師匠(吉岡稔真氏)が、わざわざ新幹線で応援に来て下さるので。師匠からも『勝ってこい』との言葉をいただいた。久々に不動會から日本一を出せるように頑張りたい!」
狭いコースでも躊躇せず突っ込んでいける勝負度胸は確実に〝ヤングラ向き〟。タテヨコ駆使して暴れ回り、師匠に最高の結果を届ける。