和歌山競輪GⅢ「開設76周年記念 オッズパーク杯和歌山グランプリ」が9日、開幕した。一次予選10Rでは、鈴木竜士(31=東京)が俊敏な立ち回りで人気に応えて快勝。今年は大きな目標を掲げている。

 明確な目標に向かって、今年こそ…だ。「グランプリに、出たいです」。S級S班になると心に誓い、さまざまな挑戦を企ててきた。追い込みとして厳しい勝負に臨み、またそこから自力に戻し、と。なかなか果実を手にすることはできていないが、昨年は2月の小松島ミッドGⅢと7月の京王閣3日制GⅢを優勝と、決め脚は整ってきた。

「自力で戦えてないと、ダメだと思うんで」

 後輩がいても安易に番手を回らず、自力中心に走ることが結果につながると自覚。それが実ってきた。今年は、結果につなげていく。

 初日一次予選10Rは杉浦侑吾との同乗で「さすがに杉浦君の走りなら、後ろですね」と番手回り。だが、杉浦のまくりが止まると、自力に転じて1着を手にした。「仕掛けが遅れてライン自体が厳しくなっていたので。落車の影響も全くないので」。戦況を見極め判断し踏み上げて、と状態の良さは明らかだ。

 2日目の二次予選11Rも番手回りとなった。現在の動きならどんなメンバー構成でも勝負になる。それを見せつけて、今年一年の飛躍につなげていく。