和歌山競輪GⅢ「開設76周年記念 オッズパーク杯和歌山グランプリ」は12日の最終日、12Rで決勝を行い、脇本雄太(36=福井)がまくり追い込みで優勝。昨年10月の京王閣以来、18回目のGⅢ制覇を果たすとともに、V賞金560万円を手にした。なお総売り上げは76億6018万9000円となり、昨年の同65億円強を大きく超える大盛況のうちに幕を閉じた。

 左ヒジは「悪化している」のが現実だ。痛みを抱えながら「痛くないポジションを考えて」今、発揮できる最大限の力を出せるように日々修正を図った。レースの流れに対応することは難しく「周りの動きは気にしない」と腹をくくっての一撃にかけた。

 決勝は「届かないと思った」がグランプリスラマーの両脚は衝撃のスピードで先頭へ。「苦しい状況の中、心配もある中、優勝できたことは自信になり、次につなげられる」。立川記念では弟・勇希が優勝したばかりで「負けたくない気持ちもあるんで」と束の間、笑った。

 気持ちと経験でつかんだ優勝は、輪史最強の底力を示したもの。ケガを治しつつ、これからも主役としての戦いを続ける。