こんにちは、2023東スポ競輪アンバサダーの太田理恵です!

 先月の共同通信社杯の決勝は、練習仲間でもある渡辺雄太(28=静岡)選手の番手回りだった深谷知広(33=静岡)選手が優勝しました! 準決勝で9番手からまくりを決めた嘉永泰斗(25=熊本)選手や、地元でしっかりと見せ場をつくった新山響平(29=青森)選手など、見どころが多い開催となりました。

 また、勝ち上がりこそ逃しましたが野口裕史(40=千葉)選手の先行も印象的でした。初日、最終日と鐘前からの先行で押し切り、特に最終日は風速3メートルというコンディションの中での力強い先行でした。野口選手といえば2年前には西武園記念を逃げ切りで優勝しており、強風の時こそ強さを発揮する印象もあります。今月の大宮でも3日間、先行逃げ切りの完全V。調子を上げているようで、これからの季節は冬場の重いバンクでも活躍が期待できる選手です。特に風が強い日には注目したいです!

 先日の京王閣ミッド(11~13日)のガールズ決勝では、人気を分け合った山原さくら(30=高知)選手と奥井迪(41=東京)選手でワンツーとなりました。その決勝には野口選手の弟子である124期の五味田奈穂(26=千葉)選手も出場していました。五味田選手は初日に2着に入り万車券を提供。2日目こそ5着でしたが、本デビュー後、初の決勝進出となりました。ここまで苦戦してきましたが先行での1着も何度かありレースに慣れてくれば怖い存在になりそうです。野口選手とともに追いかけたい選手としてぜひ覚えておいてください。

 そしてガールズで今、最も気になっているのが、橋本佳耶(27=熊本)選手です。橋本選手も京王閣ミッドに出場していて惜しくも予選敗退でしたが、直近は調子を上げており京王閣ミッドの前の松戸(2~4日)では決勝にも進出。橋本選手は自身のSNSで練習日記という動画を上げており、ユーモアあふれる性格も魅力の選手です。京王閣ミッドは競走得点順で橋本選手は連日、最外枠となりましたが、初日と最終日には確定板に入り「太田理恵の必ずアテマス」のコーナーでもいい配当を当てることができました! 1年以上1着がない状況ですが、そろそろ1着で高配当を出してくれるかもしれません。ぜひ注目してみてください。

☆おおた・りえ 1992年6月22日東京都生まれ、東京大学大学院卒、ミス・ワールド2014日本大会審査員特別賞、同大会2015実行委員長賞受賞、同大会2020日本伝統文化賞