高知競輪ナイターGⅡ「第22回サマーナイトフェスティバル」が17日に開幕し、特選10Rでは郡司浩平(35=神奈川)が復権を予感させる走りで早々に準決行きを決めた。

 ようやく〝らしさ〟が戻ってきた。初日は深谷知広との連係で前回りを志願。「このところ自分が前でやる時は(連係が)決まっていなかった」だけに期するものはあった。深谷とのワンツー決着は昨年8月のGⅠオールスター(函館)のシャイニングスター賞以来。ただ、その際は深谷が前だった。

 内容も悪くなかった。1番車を生かし「イメージ通りの位置が取れた」と前中団を確保。別線の動きを警戒しつつ「あとは仕掛けるタイミングだけだった」と余裕を持ってレースを支配した。

 今年は地元開催の5月平塚ダービーの準決で落車し、無念の途中欠場。そこから体のバランスが崩れた。昨年のグランプリ覇者としての責任感から結果を求めるあまり、誤差を力ずくで埋めようとして悪循環に陥った。

 今回もバンク練習で感覚が出ずに「珍しくローラーでのアップ中に自転車をいじりながらだった」という。1着発進にも満足せず「楽に流れるポジションを突き詰めていきたい」と貪欲さも出てきた。我慢の時を乗り越えたGPレーサーが、ここから上昇気流に乗っていく。