高松競輪の令和6年能登半島地震復興支援競輪GⅢ「開設73周年記念 玉藻杯争覇戦」は20日、最終日を開催する。12R決勝は4車結束する中四国から王者・松浦悠士(33=広島)が人気を集めるが、別線の菊池岳仁(23=長野)の後ろが競りになり、注目の最終決戦になった。
決勝の東日本勢は菊池岳仁―佐藤慎太郎(47=福島)と並ぶ中、東龍之介(34=神奈川)も「菊池君へ」とコメントし、菊池の後ろは競りとなった。
東は準決10Rで菊池とワンツーを決めており、格上の佐藤に〝仁義を切った〟格好だ。「慎太郎さんといろいろ話しました。これは完全な自分のわがままで、競輪道やこれまでの筋道を考えて。中四国分断は? もちろん考えました。でも、準決の後に菊池君から力強い言葉があったし、自分も応えたいって気持ちがありましたから」と決意は固い。
一方、佐藤は「自分は菊池へ。こっちから行くのも変でしょ。お互い勉強になれば」と若きマーカーの挑戦を受けて立つ。