伊東競輪のナイターGⅢ令和6年能登半島地震復興支援競輪「花と海といで湯賞 大阪・関西万博協賛」は15日に2日目を迎え、8R二次予選で地元の道場晃規(26=静岡)が1着で準決進出を決めた。

 いきなり誤算から始まったレースだった。初手の理想は前中団で番手の萩原孝之(46=静岡)がSを取りにいったものの、息が合わずに〝プランB〟の後ろ中団へ。ごちゃついた展開の中で、果敢に逃げた小嶋敬二(54=石川)をまくり切り「脚を使って位置を取ったわりにはまくりも決まったし、初日より車の進みは良かった」と手応えを口にした。

 あっせんが決まった段階から「ここに向けてやってきた」というだけあって、士気は高い。14日の一次予選11Rを2着で突破した際には「だいぶ重い感じがした」とも話していたが、一走して脚に刺激が入ったのだろう。

 GⅢでの準決は昨年8月の和歌山以来で、まだ決勝に駒を進めたことがない。目標にしてきた地元GⅢで、未知の領域へと足を踏み入れるつもりだ。