高知競輪場で25、26日に開催される「全プロ記念競輪」(FⅡ)のPRのため、関係者が16日、東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪れた。
脇本雄太(35=福井)、松浦悠士(33=広島)、深谷知広(34=静岡)らS班8人をはじめ豪華メンバーが参戦。翌27日の全日本プロ選手権自転車競技大会を控え、輪界のトップクラスが南国高知に集結する。
高知市商工観光部公営事業事務所の木村祐介所長は「土日開催ですのでファミリー層にも楽しんでもらえるイベントを用意しました。売り上げ目標は30億円」と開催をPR。両日「ご当地グルメ&スイーツフェスタ」を開催するほか、バンビーノ(25日)、どりあんず(26日)のお笑いステージなどが行われる。
日本競輪選手会高知支部長で今開催は裏方に徹する佐々木則幸(47=79期)は「15年前なら『僕が優勝します!』って言えたんだけど」と、場を和ませつつ「田尾駿介(32=111期)には地元代表として頑張ってもらいたい」と、高知からただ1人出場する土佐のエースの奮起に期待した。
今や競輪界の一大勢力を形成する中四国地区にあって、高知だけは選手層が薄い現状にも触れ「一流選手の走りを目の前で見られて若い子には刺激になると思う。地元からも強い選手を育てていきたいし、そんな布石にもなれば」と、高知輪界の将来も見据えていた。